2006年 04月 20日
Semana Santaの旅 2 |
Calandaのまつり、Rompida
小さな村Calanda(カランダ)は、村でとれる質のいい桃と、オリーブオイルと、そしてこのお祭りRompida(ロンピーダ)で知られている。
この日、多くの人々が、大小さまざまのドラムを持ち、紫色の装束をはおって広場に集まる。
私たちは、朝の10時半から、サンドウィッチを手に広場の隅に陣取った。
乾いた空気のなか、日の光が強さを増し、人数もふくれあがってゆく。
正午少し前から、人々は少しずつおしゃべりをやめ、1分前には完全な静寂が広場をつつんだ。そして12時。
中央に置かれた大きな太鼓にバチが振り下ろされた瞬間、
静けさがやぶられ、広場中のドラムが一斉に同じリズムをたたき始めた。
何分も何分も、続いたリズムは、やがてすこしずつグループに分かれてゆき、そのグループごとで更に少しずつ変わってゆく。
1時間ほど眺めていた後、私たちは広場をあとにしたけど、このお祭りは翌日まで続くということだった。
その写真を何回も撮ろうとしてみたけど、結局最後はあきらめてしまった。
写真は写真。
すべてを伝えることはできないんだよな…。
ドラムを叩き続ける手は、すり切れたりマメがつぶれたりして、血がにじんでくる。
その血がドラムにこびりつく。
それが信仰のあかしであるかのように、彼らは誇らしそうな顔でたたき続けるのだった。
小さな村Calanda(カランダ)は、村でとれる質のいい桃と、オリーブオイルと、そしてこのお祭りRompida(ロンピーダ)で知られている。
この日、多くの人々が、大小さまざまのドラムを持ち、紫色の装束をはおって広場に集まる。
私たちは、朝の10時半から、サンドウィッチを手に広場の隅に陣取った。
乾いた空気のなか、日の光が強さを増し、人数もふくれあがってゆく。
正午少し前から、人々は少しずつおしゃべりをやめ、1分前には完全な静寂が広場をつつんだ。そして12時。
中央に置かれた大きな太鼓にバチが振り下ろされた瞬間、
静けさがやぶられ、広場中のドラムが一斉に同じリズムをたたき始めた。
何分も何分も、続いたリズムは、やがてすこしずつグループに分かれてゆき、そのグループごとで更に少しずつ変わってゆく。
1時間ほど眺めていた後、私たちは広場をあとにしたけど、このお祭りは翌日まで続くということだった。
その写真を何回も撮ろうとしてみたけど、結局最後はあきらめてしまった。
写真は写真。
すべてを伝えることはできないんだよな…。
ドラムを叩き続ける手は、すり切れたりマメがつぶれたりして、血がにじんでくる。
その血がドラムにこびりつく。
それが信仰のあかしであるかのように、彼らは誇らしそうな顔でたたき続けるのだった。
by sidoredo
| 2006-04-20 07:54
| 旅