2006年 06月 12日
チワワ! |
ライブが終わった…
来てくれた人、ほんとにありがとう!
みんな、踊って、心から楽しんで、盛り上げてくれた。
始まった時は、もう、どうなることかと思ったのに…
だって…
音がでなかったんだもーん!!!!!!!!
いやー、ライブって、ほんとに何が起こるか、わからないものだなあ。
だって、音合わせをした時は、ちゃんときれいに、普通に出てたし、
その為に、音合わせをするものなのに、
始まってみたら、ドラムの音しか聞こえなくて、
私たちの声や、メインの音楽は、ほとんど聞こえない。
でも、途中でやめるわけにはいかないから、
わたしとメインボーカルのルシアーナは、2羽のすずめのように、
楽しそうに歌い続けるしかない。
なんで、スズメかと言うと、1番目の歌は、ちょっと変わってて、
ひたすら、
”パラッパ”
というのを繰り返すだけなのだ。だからお客さんは、余計なにがなんだかわからなくって、ぽかーんとしてる。中には席をたって、出てっちゃう人も、少なくなかった。
演奏してる私たちの頭には、音響責任者の顔が浮かび、歌いながら、わたしはその人に、ミリオンダラーズベイビーのように、右フック左パンチを繰り返していた。
そもそもその人は、スペインで人気のあるコンテスト番組の音響をしているとかで、最初から私たちのことを、ちょっとじゃけんに扱っていた。
さっきまでは、あんなに偉そうだったのに、なんじゃこりゃああああ!
でも、地獄の1曲目が終わった後、会場に残ってくれた人たちが、次々に立ち上がって、ステージに近づいてきてくれた。もちろん、その中は、知っている顔が沢山ある。
この人たちと、とことん楽しまなくっちゃ!
音響なんて、くそくらえ!!!
1曲目のハプニングで、わたしを含め、みんなの頭の中は、空っぽになり、あんなに練習したはずの曲も間違えたし、声も時に裏返ったけど、曲を重ねればかさねるほど、お客さんの顔には笑顔が浮かんできて、私にもいっぱい声をかけてくれた。
そして終盤の曲は、グループのテーマ、”エレクトロクガット”。
この曲は、リーダーが”港のヨーコヨコハマ…”みたいに、ひとりで曲をバックに喋り続け、その間残りのメンバーはあやしく踊ったりなんたりしているが、ある地点につくと、みんなで一斉にさけぶ。
”チワワ!”
それを合図に、音楽は早くて激しいテンポになり、”チワワ”を繰り返しつつ、マラカスを振り回し、髪を振り乱しながら、会場の人たちと踊りまくる。
わたしも、長いドレスのすそを何度もハイヒールで踏んづけながら、右にひだりに、くるくるルシアーナと踊り、叫び、そして曲が終わった。
ライブの直後、私たちは、冷めない興奮と一緒に、悔しさを感じてたけど、それは最後までいてくれた人たちの笑顔で帳消になった。
片付けの最中、音響の人がひとり、近づいてきて、
”あんた達の音楽、好きだよ。”
と言ってくれた。なんというか、ひとつ乗り越えた後、演じる人と、音響の人の間には、やっと、こういう友情のようなものが芽生えるような気がする。
そして片付けが終わり、スタジオに荷物を移動し、そこから家に戻ってベッドにもぐり込む頃、時計は7時をさしていた。
来てくれた人、ほんとにありがとう!
みんな、踊って、心から楽しんで、盛り上げてくれた。
始まった時は、もう、どうなることかと思ったのに…
だって…
音がでなかったんだもーん!!!!!!!!
いやー、ライブって、ほんとに何が起こるか、わからないものだなあ。
だって、音合わせをした時は、ちゃんときれいに、普通に出てたし、
その為に、音合わせをするものなのに、
始まってみたら、ドラムの音しか聞こえなくて、
私たちの声や、メインの音楽は、ほとんど聞こえない。
でも、途中でやめるわけにはいかないから、
わたしとメインボーカルのルシアーナは、2羽のすずめのように、
楽しそうに歌い続けるしかない。
なんで、スズメかと言うと、1番目の歌は、ちょっと変わってて、
ひたすら、
”パラッパ”
というのを繰り返すだけなのだ。だからお客さんは、余計なにがなんだかわからなくって、ぽかーんとしてる。中には席をたって、出てっちゃう人も、少なくなかった。
演奏してる私たちの頭には、音響責任者の顔が浮かび、歌いながら、わたしはその人に、ミリオンダラーズベイビーのように、右フック左パンチを繰り返していた。
そもそもその人は、スペインで人気のあるコンテスト番組の音響をしているとかで、最初から私たちのことを、ちょっとじゃけんに扱っていた。
さっきまでは、あんなに偉そうだったのに、なんじゃこりゃああああ!
でも、地獄の1曲目が終わった後、会場に残ってくれた人たちが、次々に立ち上がって、ステージに近づいてきてくれた。もちろん、その中は、知っている顔が沢山ある。
この人たちと、とことん楽しまなくっちゃ!
音響なんて、くそくらえ!!!
1曲目のハプニングで、わたしを含め、みんなの頭の中は、空っぽになり、あんなに練習したはずの曲も間違えたし、声も時に裏返ったけど、曲を重ねればかさねるほど、お客さんの顔には笑顔が浮かんできて、私にもいっぱい声をかけてくれた。
そして終盤の曲は、グループのテーマ、”エレクトロクガット”。
この曲は、リーダーが”港のヨーコヨコハマ…”みたいに、ひとりで曲をバックに喋り続け、その間残りのメンバーはあやしく踊ったりなんたりしているが、ある地点につくと、みんなで一斉にさけぶ。
”チワワ!”
それを合図に、音楽は早くて激しいテンポになり、”チワワ”を繰り返しつつ、マラカスを振り回し、髪を振り乱しながら、会場の人たちと踊りまくる。
わたしも、長いドレスのすそを何度もハイヒールで踏んづけながら、右にひだりに、くるくるルシアーナと踊り、叫び、そして曲が終わった。
ライブの直後、私たちは、冷めない興奮と一緒に、悔しさを感じてたけど、それは最後までいてくれた人たちの笑顔で帳消になった。
片付けの最中、音響の人がひとり、近づいてきて、
”あんた達の音楽、好きだよ。”
と言ってくれた。なんというか、ひとつ乗り越えた後、演じる人と、音響の人の間には、やっと、こういう友情のようなものが芽生えるような気がする。
そして片付けが終わり、スタジオに荷物を移動し、そこから家に戻ってベッドにもぐり込む頃、時計は7時をさしていた。
by sidoredo
| 2006-06-12 05:31
| electrocugat